同僚と話していて、話のネタがないわけではないのに話が続かない、ということはありませんか。同僚との話が続かないのは、あなたの聞き方に問題があるのかもしれません。
この記事では、同僚と楽しく話すための「聞き方のコツ」について、いくつかご紹介しています。
コツをおさえて、同僚といいコミュニケーションをとっていきましょう。
目次
Q 話のネタがないわけではないのですが、同僚と話が続きません。
A あなたが同僚のやる気を削いでいる可能性があります。
同僚と話が続かない原因としては、自分が面白い話題ができない、話すネタが分からずに黙ってしまうということがまず考えられますが、今回のケースでは自分は話のネタには困っていないとあります。
原因として考えられるのは、話の聞き方がまずく、相手のやる気を削いでいるということです。話しても楽しくない、話しても聞いてもらえないと思われて、話が止まってしまうというわけです。
そこで今回は、同僚と楽しく話すための「聞き方のコツ」についていくつかご紹介します。
〇アドバイスは時と場合による
同僚の話を聞くときに、アドバイスばかりするということはありませんか。確かにアドバイスが相手のためになることもあるのですが、多くの場合は相手に「そんなことはわかっている」「そんなものは求めていない」と思われてしまいます。
会話で大事なのは、相手の話に共感することです。「最近疲れて朝起きるのが大変でさ」と同僚に言われたときに「早く寝ないからだ」「目覚まし増やせばどう?」といったことを言っても仕方がありません。
それよりも「大変だね。最近〇〇さん仕事量が多すぎるよね」「最近寒くて布団から出にくいよね」などと言った方が相手は喜ぶでしょう。
相手の話をじっくり聞いて共感し、気持ちを返してあげることが、相手とうまく話すコツです。
もちろん、相手がアドバイスを求めてきたときは、答えて構いません。アドバイスが欲しいと直接的に言っていなくても「困っている」「どうしたらいいんだろう」という言葉を言ったときはアドバイスをして問題ないです。
ただし、その場合でも相手の話を聞いて受け止めてからアドバイスをしてください。「あの人はわかってくれる人だ」と同僚に思われれば、頼りにされ、もっと話したいと思ってもらえるでしょう。
〇質問をすればいいというわけではない
会話を広げるテクニックとして「質問をする」という方法があります。それ自体は正しいのですが、質問をすればいいというわけではありません。
悪い質問の仕方として、次から次に質問を繰り返すというものがあります。自分が質問して相手が答えるという繰り返しでは取り調べのようになってしまい、楽しい会話にはなりません。
質問はほどほどに、取り調べにならないようにする必要があります。
コツは、一度質問をして答えてもらったら、すぐに次の質問をしないということです。
<質問の悪い例>
「昨日食べた焼き肉のお店がおいしくてさ」
「誰と行ったの?」
「〇〇さんだよ」
「付き合ってるの?」
「いや、そういうわけじゃ」
「〇〇〇さんはダメなの?」
「……」
上記の例は、どうでしょうか。相手が話したいことを無理やり切ってしまい、質問責めになっています。
<質問の良い例>
「昨日食べた焼き肉のお店がおいしくてさ」
「どこのお店?」
「新宿の〇〇だよ」
「人気のあるところだよね。そんなにおいしいの」
「うん、本当においしかった。特に~」
上記のように、質問を一度したら、そこから話を広げるか、相手の言ったことを受け止めるようなことを言うようにしてみましょう。質問をしてすぐに次の質問をしないようにすると、自然と質問を挟んで会話を盛り上げることができます。
〇相槌を入れる
話を聞いているときに、ただ黙って聞いているだけということはないでしょうか。反応が全くないと、相手は話しにくいとか、話しても楽しくないと感じてしまいます。
相手の話を聞くときは、相槌を入れるようにしましょう。「うんうん」とうなずくだけでも、話を聞いていると相手は感じます。
うなずき方も緩急をつけて、「うん~……」と相手の話を深く飲み込むように聞くこともときには重要です。真面目な話題や、相談事のときに有効なうなずきですね。いつも一定のペースでうなずいていると、ちゃんと聞いているのかという気持ちになりますので、注意してください。
〇まとめ
同僚との話が続かないのは、あなたの聞き方に問題があるのかもしれません。
- 求められているとき以外はアドバイスをしない
- 質問は取り調べにならないようにして、相手の答えから話を広げる
- 相槌を入れて話を聞いている雰囲気を出す
ということに気を付けて、同僚といいコミュニケーションが取れるようになりましょう。
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