上司との関係がうまくいかない。上司の信頼を得るためのコツとは?

業務をスムーズに行っていく上で、上司の信頼があるのとないのとでは格段の差がありますよね。
この記事では、原因が分からないけれども上司との関係がうまくいかない、と感じた時にチェックしたいポイントについてまとめています。
上司の信頼を獲得するために、普段からポイントを意識してコミュニケーションするようにしていきましょう。

Q 上司との関係がうまくいきません。上司の信頼を得るためのコツなどがあれば教えていただけますでしょうか。

A ここでは、上司の信頼を得るためのコツをいくつかご紹介します。上司の信頼を獲得するには、以下の内容を普段から意識するといいでしょう。

〇3つのポイントを意識する

上司の信頼を得るためには、自分を3つのポイントからチェックすることが大事です。この3つのポイントをクリアすることができれば、自然と上司の信頼を得ることができます。

・スキル

1つ目は、仕事のスキルです。資格、コミュニケーション能力、語学力など、業務を遂行するために必要なスキルが備わっていると、上司に信頼される可能性が高くなります。できる範囲で構いませんので、業務に関するスキルを高めるようにしましょう。

・やる気

スキルがあっても、やる気がないと上司の信頼を得ることはできません。自分で物を考え、能動的に仕事に取り組む姿勢を見せることで、上司の信頼を得ることができるのです。最低限のことをこなせばいいと思い、ただ言われたことをやるだけになってはいませんか。そのような姿勢だと、普段の業務に支障が出ることはないものの、上司の信頼を得ることにはつながりません。
上司の信頼を得るためには、仕事をこなしつつ、より良い仕事をするという意識を持つことが大事です。

・行動の仕方

例えば、やる気があって能力がある人でも、周りとコミュニケーションを取らず、自分の仕事だけやるようでは、上司はいい印象を抱かないでしょう。逆に個人のスキルや姿勢が普通くらいでも、周りをうまく活用し、全員の士気を高めて仕事をすることができる人がいれば、使える部下だと思われるでしょう。

また、遅刻癖があるとか、確認をしないことでミスばかりするということが多いなら上司に信頼されることはありませんし、時間を守り、許される範囲での丁寧な仕事ができるなら、上司に信頼されることでしょう。

つまり、能力ややる気に加えて、普段の行動の仕方も、上司の信頼に関わるのです。能力があるのにふてくされた態度をとり、上司や同僚への文句ばかり言う人がいますが、そのような態度では信頼されるはずがありません。上司はそのような行動のこともチェックしているのです。

上司に信頼されるためには、まず業務に必要なスキル、仕事へのやる気、普段の行動の仕方について、よく見直すようにしてください。自分に足りないものがあると思ったら、すぐに改善するようにしましょう。

〇上司に従うという意識を捨てる

立場上、上司が上であることは間違いないのですが、上司の言うことには従うだけ、言いなりになっておけばいいという意識は捨てましょう。

より良い仕事をするために上司と関わるのだ、上司は自分がより良い仕事をするための牽引者なのだという意識を持つことがおすすめです。そうすることで上司にうまく頼ろうという気が起きますし、上司の言いなりであるという意識もなくなります。

上司とより良い仕事をするためにいい距離感で関わることができるようになるので、信頼獲得へとつながります。

〇良い言葉は口に出す

あなたが上司に抱いたプラスの感情は言葉に出して伝えるようにしてください。上司も人間ですから、部下に良い言葉を言われると、嬉しい気持ちになります。

何かしてもらったときにお礼を言うことは必須で、お礼を言うことができるだけでも、上司の印象が良くなります。逆にお礼を言うことができなければ、上司からの印象は悪くなり、関係も良くならないでしょう。

お礼を言うときは、できるだけ早く言うことがポイントです。お礼が遅いと、先に相手に「なんだ、あいつはお礼もなしに」と思われる危険性があります。すぐにお礼を言うことで、礼儀ができていると思われることができるのです。

上司を褒めるときは、具体的な行動を褒めることがおすすめです。どういう行動に感心し、参考にしたいと思ったのか、素直に伝えるといいでしょう。うっかり上から目線にならないように注意しつつ、勉強になったということを伝えれば、上司も悪い気はしません。

人は相手に好意を伝えられると、その好意を返したいと思います。上司との仲が深まり、自然と信頼できる関係になれるでしょう。

〇理想を押し付けない

上司はこうあるべきだ、上司はこうしなければならないというように、自分の上司像を押し付けることはやめましょう。あなたの理想の上司はあくまで理想であり、現実の上司とは関係がありません。
現実とのギャップがあることは当然で、それに耐えられずイライラしてしまうことにつながります。不満を隠せていると思っていても、意外と上司に伝わっているものです。相手に感じ悪いと思われてしまうため、信頼してもらうことができません。

上司も人間なのだということ、理想の上司を求めても意味がないということを自分に言い聞かせて、上司に関わるようにしましょう。上司はこうあるべきという意識をなくすだけでも、気軽な気持ちで上司に接することができるようになりますよ。

〇まとめ

いかがでしたでしょうか。
上司との関係がうまくいかないと感じた時は、自分を「スキル・やる気・行動の仕方」の3つのポイントでチェックするようにし、また「上司に従うという意識を捨てる」「良い言葉は口に出す」「理想を押し付けない」といったことに気をつけることで、状況を改善させることができます。
上司の信頼を獲得し、業務をスムーズに行っていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です