人との距離を縮めるような話し方はある?そのコツは?

業務をスムーズに進めるため、うまく話をして人との距離を縮めたい。そのためには、どうすればよいのでしょう?
人との距離を縮めるような話し方にはコツがあります。この記事でいくつかご紹介しますので、うまく人との距離を縮められるようになって、業務をスムーズに進められるようになりましょう。

Q 人との距離を縮めるような話し方のコツがあれば教えて欲しいです。

A 相手に興味を持ってもらえるような話をするように意識しましょう。

営業、チームのリーダー、新人研修の講師など、人との距離を縮めて自分の言いたいことを伝える必要があるポジションはたくさんあります。うまく話をして相手との距離を縮めることができれば、スムーズに業務を進めることができます。

一番大事なのは、相手に興味を持ってもらうことです。あなた自身はもちろんのこと、これからやること、商品などを含めて相手に興味を持ってもらう必要があるんです。ここでは人との距離を縮めるような話し方のコツをいくつかご紹介します。

○相手が何を知りたがっているのか考える

人間誰しも、自分の利益になることには興味を持つものです。そこで、相手が何を知りたがっているのか考えるようにしましょう。相手はどういう不満があるのか、何が足りないのか、何を欲しているのか考えるのです。

相手が何を知りたがっているのか目星をつけた上で話し始めれば、相手の興味をぐっと惹きつけることができます。

自分が話したいことを話すのではなく、相手が知りたがっていること、聞くことによって相手の利益になることを意識して話すようにしましょう。

○人は話す内容で人を判断する

人は、その人が話す内容でその人のことを判断します。たとえおもしろい話ができていたとしても、その話を聞いてあなたのことを信用できそうだと相手に思われなければ、相手との距離は縮まりません。盛り上がればいいというわけではないんですね。

話のネタを考えるときは、相手がその話を聞いて自分のことをどう判断するだろうかという視点に立つことがおすすめです。盛り上がりそうなネタであっても、自分の立場に合わないものだと思ったら、使わないようにしてください。

逆に相手がこちらのことを良く思ってくれそうなネタがあれば、積極的に使っていきたいですね。

○エピソードを交えて言いたいことを伝える

ただ自分が言いたいことを言っても、相手にはなかなか理解してもらうことができません。相手に言いたいことを伝えるコツとしては、エピソードなど具体例を交えて話すことです。

例えば敬語が大事だと言われても、そうですねとしか思われませんが、敬語を軽視したことによる失敗談や、敬語を大事にしていたことで得したエピソードなどを交えて話せば、話に説得力が増し、自分も敬語を大事にしようと考えてくれます。

自分が言いたいことをシンプルに伝えることも大事ではあるのですが、エピソードを交えることで相手が納得しやすくなるということを覚えておいてください。

○失敗談は使い方に注意

人との距離を縮めるのに、失敗談は有効です。完璧な人よりも、どこか欠点がある人の方がとっつきやすいということは昔からよく言われます。なので自分の失敗談を交えながら話すことで、相手との距離を縮めて親しくなることができます。

しかし、失敗談は万能ではありません。自虐のように話すことで、相手が反応に困ってしまうことがあるからです。自分としては笑って欲しくて話したことでも、相手は失礼だから笑いにくい、駄目なところを肯定するのは気が引ける、困っているってわかって欲しいなどと思うことがあります。

失敗談を使うことで、相手が引いてしまい、距離が縮むどころか壁を作ってしまうということがあるんですね。

また、失敗談を話すことで、相手にたいしたことがないと思われることもあります。大丈夫かこの人?などと思われてしまい、信用を損なってしまうということも起こるんです。

失敗談は毒にも薬にもなります。内容に問題はないか、今失敗談を話すのは適切かなど、注意して使うようにしてください。

○共感ネタを利用する

自分が共感できるような話があると、「あるある!」と思ってついつい聞いてしまいますよね。その気持ちを利用しない手はありません。

そこで、相手が共感できるような話をするようにしましょう。相手が知りたがっていること、困っていることにもつながるので、あるあるネタを入れることはとても効果的です。

この人はこういうことで困っているから、このネタなら共感するだろうというように考えて話を展開するとうまくいきます。そのためにも普段からネタ集めをして引き出しを増やしておきたいですね。

○話が長くならないように注意

自分が言いたいことを伝えようとすると、あれも言わなきゃ、これも言わなきゃ…となって話が長くなってしまいがちです。話す方は楽なものですが、聞いている方は大変です。ずっと集中して人の話を聞くと疲れてしまいます。だらけてしまうんですね。

スピーチや研修、後輩への指導などでは自分の話が長くなり過ぎないように注意しましょう。本当に言いたいことだけに絞って話をすることを意識してください。

不安な気持ちになるかもしれませんが、意外と、ある程度要点を絞って話した方が相手はあなたの話を集中して聞くことになり、結果として相手との距離が縮めることになりますよ。

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