部下にやる気を出させたい。やる気を引き出すための指導方法とは?

部下のやる気をうまく引き出すのは、上司の義務。やる気のない部下では、指導に多くの時間を割く必要が出てきてしまい、効率が悪くなるなど、業務に支障が出てしまうことも。やる気のある部下は成長が早く、仕事も代わりにできるようになるなど、本人のためではなく業務にもメリットがあります。この記事で、部下のやる気を引き出す指導方法を押さえて、うまく部下にやる気になってもらいましょう。

Q 部下のやる気が出るような指導方法があれば教えてください。

A 部下のやる気を出す秘訣は、部下のことを認めること、未来に希望を持たせることです。

部下のやる気を引き出すことは、上司の義務だと言っても過言ではありません。部下がやる気を出してくれないと、業務に支障が出てしまいます。指導に多くの時間を割くことになり、効率が悪くなってしまいます。それは避けたいですよね。

やる気のある部下はどんどん成長していき、こちらの仕事を代わりにやってくれるようになるというメリットもあり、部下のやる気を引き出すことは部下のためだけではなく自分のためにもなります。

ここでは部下のやる気を引き出すためのテクニックをご紹介します。一体どんなテクニックがあるのでしょうか。

○希望を持てる未来をイメージさせる

仕事を頑張れば将来どのような自分になることができるのか、会社はどのような成長を見込めるのか、など、希望を持てる未来をイメージさせることは、部下のやる気を引き出すのに有効です。

未来に希望がないと頑張る気は起きません。頑張っても得られるものがないのなら、頑張らないでいたいと思うのが多くの人です。楽できるなら楽したいと思うのは自然な気持ちでしょう。

未来に希望があれば、頑張ろうという気持ちが出てきます。頑張れば評価される、報われるとわかっていればやる気は自然と出てきます。将来の話をしたり、成功した自分をイメージさせる時間を取ったりして、希望を持てる未来をイメージさせるようにしましょう。

○強みをほめて伸ばす

誰もが、自分が苦手なことよりも、得意なことをやりたいと思うものです。自分の得意分野のやる気は出やすいんですね。

そこで、部下の強み、長所となっている部分をほめて伸ばすようにしましょう。部下が嬉しい気持ちになってもっと頑張ろうと思えるようなほめ方を心がけるのがコツです。強みそのものをほめてもいいですし、その強みが出た結果、行動などを大きく取り上げてほめてあげると、部下が自分の良さを強く認識できるようになるのでおすすめです。

部下の強みをほめるためには、部下のことをよく見ておく必要があります。どういう行動をしたのか、また、部下は何が得意で何が苦手なのかということを把握しなければなりません。

普段から部下のことをきちんと観察して、ほめるべきところがあったら、きちんとほめるようにしましょう。そうすることで部下の強みが強化され、個性を持ったまま成長することができます。

○成長を認める

自分がどれだけ頑張っても、成長していないという扱いをされたらやる気がなくなりますよね。頑張った分だけ認められたいと思うのは自然な心理です。

そこで、部下が以前よりも成長したなと感じたら、その成長を認めてあげるようにしましょう。本人にフィードバックしてどのように変わっているのかわかりやすく提示するのがおすすめです。

部下は上司にほめられたという嬉しさと自分が成長している実感を味わうという嬉しさを感じることができます。成功体験を積み重ねることになるので、自信へとつながるでしょう。

また、成長した部分を認めるためには、上司が部下のことをきちんと見ておく必要があります。部下は成長したことを指摘されることによって、上司が自分のことをきちんと見てくれているということを理解します。

その結果、部下は上司のことを尊敬しますし、仕事へのやる気が高まるのでどんどん成長していくことになります。まさに理想的ですね。

○部下に仕事を任せていく

部下にやる気を出してもらうためには、仕事を任せるのが一番です。仕事を任せると責任感が生まれます。また、仕事をこなすことができたという経験を積むことができます。責任感と自信が身に付けば、自然とやる気も出ます。

自分で何でも済ませてしまい、部下にはほとんど仕事を回さないということがないようにしましょう。優秀な人は自分でやった方が楽だし早いからと、自分一人でどんどん仕事をこなす傾向があります。そのときはそれでいいかもしれませんが、部下はいつまで経っても仕事が回って来ず、経験をろくに積むことなく年月を重ねることになります。それは避けたいですよね。

もちろん、なんでも部下に丸投げすればいいということはありません。無理な量の仕事を投げてしまうと、部下のやる気が低下するだけではなく、疲れてしまい精神的に病んでしまう恐れがあります。

部下の能力を考慮しつつ、適切だと思われる量の仕事を回すのがコツです。それも上司の仕事の一つだと思って取り組むようにしましょう。

○まとめ

部下のやる気を出させるためには、まず希望の持てる未来をイメージさせることが大切です。未来に希望が持てれば自然と頑張ろうという気持ちになります。

他は強みをほめて伸ばす、成長を認める、部下に仕事を任せていくといった方法をとることによって部下がやる気を出してくれますよ。

部下のやる気を上手に引き出し、効率良く部下を一人前に成長させましょう!

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