転職活動を行う際に必要となってくる、自己アピール。そのポイントとは?

転職活動を行う際、自己アピールというものが必ず必要になってきます。
ただ、自己アピールを苦手とする人も多く、実際に行うとなると、どのようなことに注意すればよいか、はっきりと分からないということもあると思います。
この記事では、転職での自己アピールのポイントと、面接での注意点についてご紹介しています。
自己アピールの内容を考える際の、参考にしてみてください。

Q 転職での自己アピールのポイントがあれば教えてください。

A 転職での自己アピールは、自分のことだけではなく、転職先のことも考えることがポイントです。

ここでは、転職での自己アピールのポイントと面接での注意点をいくつかご紹介します。自己アピールの内容を考える際の参考にしてみてください。

〇会社が求めるものを考える

自己アピールをするときには、ただ自分ができることを言うだけでは意味がありません。大事なのは、会社がどういう人材を求めているのか考えることです。会社が求めていることと、自分のアピールがマッチしないと、自己アピールの意味がないからです。

例えば、英語力が全く必要ない職種なのに、TOEICが高得点だとアピールしても、何の意味もないでしょう。もちろん、相手にすごいと思ってもらえる可能性はありますが「でもそれがうちの仕事の役に立つの?」と思われてしまえばおしまいです。ただの自慢のように受け取られ、逆に印象が悪くなることさえあります。

そんなナンセンスなことをする人がいるのかと思うかもしれませんが、意外といるんですね。これは極端な例でしたが、関係ありそうで全く関係ないスキルについて自己アピールで話す人は結構います。相手は「それができるのはわかったけど、結局うちにどう貢献してくれるの?」と思ってしまいます。こうなることは避けたいですよね。

転職先が求める人材は何かを考えれば、どういうことを自己アピールするといいか、よくわかります。企業が求めるのは即戦力の人材です。即戦力で役に立つということをアピールするため、会社が何を求めていて、自分はどう役に立つのかアピールするようにしましょう。過去の経験、実績を元にして、転職先ではこういう活躍をしたいという話し方をすると、好印象を与えることができます。

〇アピールは経験以外もできる

自己アピールと言われると、前職種での経験を話すというイメージがありますが、それ以外にもアピールする方法はあります。

まず、これは多くの人がやっていることですが、これからどういう活躍をしたいのかアピールするということです。つまり、過去だけではなく、未来の自分についてもアピールするというわけですね。

過去の実績はしっかり話すのに、これからのことについては一言しか話さないという人もいるので、注意が必要です。過去の経験を元にして、これからどういう自分になりたいのか、その上で転職先にどのような形で貢献したいと思っているのか話しましょう。

もちろん理想だけ話すのではなく、過去の経験を踏まえた上で、現実的な内容を話す必要があります。そうすることで、話す内容に説得力が生まれます。

また、今努力していることがあれば、そのことについて話すという手もあります。こういう資格を取る予定がある、自己啓発のためにこういう努力をしているということをアピールし、やる気があることを示すわけです。企業としては、能力があってやる気がある人材が欲しいわけですから、自分磨きをきちんとしていることがわかると、安心することができます。

過去、現在、未来の視点でそれぞれアピールできることがないか考えると、うまくいきやすいです。

〇転職時期をはっきりとさせる

まだ元の会社を退職していない場合、転職して入社する時期をはっきりと伝えることも、自己アピールの一つになります。転職先の企業としては、すぐにでも来て欲しいと思っていますし、せっかく良さそうな人材でも、いつ入社できるかわかりませんということでは、困ってしまいます。

採用された場合このようなスケジュールで入社できますということを、きちんと言葉にして伝えるようにしましょう。しっかりと考えて転職活動をしているという印象を与えることができるなど、プラスとなる要素は多いです。

〇不満を前向きに言い換える

転職する理由が、今の会社に不満があるからという人は多いです。それ自体は問題ありませんが、それを面接で出してはマイナスの印象を与えてしまいます。転職先には、前向きな印象を与えるように自己アピールしたいところです。

例えば、年収が不満で転職する場合、前の会社の給料が安かったから転職したいと思ったなどと言うわけにはいかないですよね。これを、元いた会社は年功序列で結果を出しても給与に反映されなかった、成果をきちんと評価してくれるところでやりがいを持って働きたいと思った、という言い方をすれば、前向きな印象を与えることができます。

年収に限らず、人間関係や業務内容への不満でも同じことです。言葉の使い方一つで相手に与える印象はがらりと変わります。不満があるということは、自分の中にこうなりたい、こういう環境になって欲しいという願望があるはずです。そのことをピックアップして言葉にすれば、例のように前向きに伝えることができるでしょう。

転職理由については、ネガティブな内容は、ポジティブに言い換えることができないか、よく考えておくことをおすすめします。

〇まとめ

いかがだったでしょうか。
自己アピールにも、おさえるべきポイントや注意点があります。
この記事を参考にして、満足のいく転職活動が行えるように準備していきましょう。

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