言うことがよく変わるタイプの上司をうまくコーチングアップする方法とは?

業務を行う上で上司の言葉は重要ですが、その言葉がころころ変わると、困ってしまいますよね。
この記事では、言うことがよく変わるタイプの上司をうまくコーチングアップし、スムーズに連携できるようになる方法についてご紹介しています。
うまくコツをおさえて、上司と信頼関係を築き、業務を効率よく行うことができるようになりましょう。

Q 言うことが変わってばかりの上司がいるのですが、うまくコーチングアップする方法はないでしょうか。

A あります。

言うことがころころと変わる上司は、部下とトラブルになりやすいです。部下は「前はこう言っていたのに…」と思い、上司に不信感を抱きます。また、自分がしていた仕事が無駄になることもあり、部下に不満が溜まりやすいです。

そんなこともあり、部下は上司を使えない、信用できないと思ってしまいます。あなたが上司に不信感を抱いてなくても、同僚が不信感を抱く可能性が高いです。上司と部下が信頼関係を築くことができないため、業務を効率良く行うことができません。

そこで、コーチングアップの出番です。うまくコーチングアップをすることによって、言うことが変わるようなタイプの上司ともスムーズに連携することができます。以下では、言うことが変わるタイプの上司へのコーチングアップのコツをご紹介します。

〇使えないと決めつけない

言うことが変わるタイプの上司に対して、使えないと思ってはいないでしょうか。言うことが変わるから信用できない、部下の気持ちがわからない使えない上司などと思っていては、うまく連携することができません。

そのような気持ちは態度に出るため、上司もムッとしてしまい、厳しい態度をとるようになります。配慮もしてくれなくなり、さらに言うことが変わることが増えるかもしれません。

上司の言うことが変わるのは、何か理由があるのかもしれません。上司の上司の指示かもしれませんし、顧客の要望が変わったのかもしれません。また、思いついたことを口に出してしまうタイプだとか、同じことを何度も考えるタイプで、深く考えると前の自分の考えはまずかったと思うタイプなのかもしれません。また、良かれと思って改案を出していることもあります。

一方的に上司が使えないと決めつけると、それ以上の進展がありません。お互いに不満が溜まるだけです。自分に非があるとは思っていないため、上司の態度が変わることもありません。

次項とも関連しますが、上司にも何か事情があるのだと考えて、まずは上司の話をきちんと聞くようにしましょう。

〇情報を得て整理する

上司が言うことを変えたときは、落ち着いて情報を集めるようにしてください。どうして言うことを変えたのか、何が変わるのか、誰か他に変えるように指示した人がいるのか、というような情報を得て、整理します。

そのためには、上司の話をよく聞くようにしましょう。「また言うことが変わっている…」と思ってしまうと、必要な情報を聞き出すことなく、ただうんざりするだけで終わってしまいます。今後の業務を効率的に行うチャンスを放棄することになります。

コーチングの基本は、傾聴することです。コーチングアップでもその基本は変わりません。情報得て整理するのと同時に、上司の言い分をよく聞くようにしてください。しっかりと話を聞けば、上司も何かしらの配慮をしてくれるかもしれません。

〇疑問に思ったことはすぐに質問する

情報を得ることにも関連しますが、上司が言うことを変えたときに、疑問に思ったことはすぐに質問してください。聞きたいことをきちんと聞いてコミュニケーションを取ることが大事です。

言うことを変えられたことに焦点を当てるのではなく、言うことを変えられて、その後どうするべきかということに焦点を当てて考えることが大事です。そうすれば、上司に質問すべきことが見えてくるでしょう。

〇問題点を整理して伝える

上司が言うことを変えたことで、問題点が生じることもあるでしょう。そのような場合は、具体的にどのような問題があるのか、きちんと整理して伝えてください。そうすることで、上司がまた自分の意見を変えることもありますし、妥協案を示してくれる可能性もあります。上司が手伝ってくれることもあるでしょう。

上司が何かしらのアクションを起こしてくれることが期待できますし、自分自身どのような点を解決する必要があるのか把握できるので、問題点を整理することはとても大事です。

〇上司の言い分を理解した上で提案する

情報を得て整理するだけではなく、上司の言い分もきちんと聞いてあげてください。上司がどうして言うことを変えようと思ったのか聞くことで、上司への不信感がなくなりますし、上司も話を聞いてもらえたことで、こちらの言うことを聞こうという気になります。

上司が無理なことを言う場合は、こちらから何かしらの提案をしましょう。納期直前にプロジェクトの方針を変えるなどと言われたときに、納期を延ばしてもらうよう上に掛け合ってもらうというのが一例です。また、上司が言うことが無理でも、こういうことならできるというような提案をする手もあります。

言うことを変えられたことに腹を立てず、建設的な意見を交わすことを心がけてください。こちらが落ち着いて対応することで、上司も落ち着いて考えることができるようになるのです。

〇まとめ

いかがでしたでしょうか。
言うことをころころ変えられてしまうと、つい変えられたことに焦点を当ててしまい、不満に思ってしまうこともあるでしょう。
そんな時、今回ご紹介した方法について思い出すようにし、対処していくことで、上司ともスムーズな連携がとれるようになります。
うまくコーチングアップを活用して上司と信頼関係を築き、業務を効率よく行えるようになりましょう。

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