時代が変わり、飲み会を強要されることは少なくなってきているでしょうが、コミュニケーションの手段として「飲みニケーション」を用いる上司はゼロではありませんよね。
ここでは、上司から飲みに誘われたときの対応策をいくつかご紹介します。
角が立たないようにうまくかわしつつ、上司とコミュニケーションを取っていきましょう。
Q 上司が飲みニケーションが好きでよく終業後飲みに誘ってきて困っています。何かうまく断る方法はないでしょうか。
A 以前に比べて若者は飲み会を嫌い、上司から飲みに誘われることがストレスになっているといいう人が増えています。
上司もパワハラなどの問題があるため強く誘うことは少なくなっていますが、それでも毎日のように飲みに誘われて困っているという方はいるでしょう。
そこで今回は、上司から飲みに誘われたときの対応策をいくつかご紹介します。
〇上司から飲みに誘われたときの対応策
今上司とうまくコミュニケーションが取れていないという人は、以下の対応策ができていない可能性が高いです。自分にできていないと思うことがあったら、積極的に試してみましょう。
・上司が飲みに誘う理由を考えてみる
まずは上司が飲みに誘う理由を考えてみてください。単純に飲みが好きで遊びたい人だと決めつけて見下してはいませんか？上司があなたを飲みに誘うのは、何かしらの理由がある可能性が高いです。
例えば、仕事についてどのように考えているか知りたいけれども、なかなか本音を話してくれないから飲みに誘って本音を聞き出したいと思っているとか、家で奥さんとうまくいっていなくて寂しくて飲みに誘っているというようなことが考えられます。
上司はただ遊びたいから飲みに誘っているのではなく、あなたのことを心配している、上司もつらい気持ちがあるということがあるということは頭に入れておきましょう。
・上司を嫌な人だと断定しない
上司に飲みに誘われてばかりだと、あなたは上司のことを嫌な人だと思うようになる可能性があります。飲みに誘う面倒な人だという認識が、上司に対して「遊びたがり」「自己中」「仕事も適当」という認識につながるわけです。
しかし、実際は上司なりにあなたに気遣っている可能性がありますし、仕事も見えないだけでしっかりとこなしているかもしれません。一度嫌な人だと思ってしまうと、上司がやること全てを否定的に見てしまうようになります。
上司からの飲みの誘いがさらに苦痛になるなど、悪循環を引き起こしてしまうわけですね。飲み会に誘われたくないという気持ちと、上司への評価は分けて考えるようにしましょう。今の自分が上司にレッテルを貼っていないか、一度自問自答することをおすすめします。
・一人で悩みすぎない
上司からの飲みの誘いばかり考えていると、大きなストレスになってしまうことでしょう。誘われたくないという気持ちが強いのでしょうが、一人で悩んでいるとマイナスばかりでいいことがありません。何かについて深く考えることは気分を憂鬱にする恐れがあるので、注意する必要があるのです。
できれば誰かに相談して、ガス抜きをすることをおすすめします。うまい対応策を教えてもらえるかもしれませんし、上司に一言言ってもらえる可能性もあります。一人でずっと悩んでいても状況は好転しませんから、誰か信頼できそうな人に話すことをおすすめします。
また、上司自身も本気で飲みに誘っているわけではないのかもしれません。まるで挨拶をするように社交辞令的に言っているだけかもしれませんし、あなたが周囲に馴染めていないと思ってコミュニケーションを取ろうと思って軽く誘っているつもりのかもしれません。
上司と一度きちんと話してみると、そんなに深刻に悩む必要はなかったとわかることもあります。
誰かに相談するかあまり深く考えないようにして、一人で悩みすぎないようにしましょう。
・誘われないような状況を作る
上司からの飲みの誘いに困っているとき、どのように断ろうということばかり考えてはいませんか。飲み会に行かないようにする方法は、何も飲みの誘いを断るだけではありません。
上司が飲みに誘ってこないような状況を作ればいいのです。例えば、あなたが今日夜遅くまでかかる残業があるのだとわかっていれば、上司はあなたを飲みに誘おうとは思わないでしょう。
そこで、早い時間帯から、今日はやることが多いということや、残業しなければならないということをアピールすることをおすすめします。上司に質問をするときなどに、今日はやることがたくさんあるということを軽く匂わせるだけで、上司があなたを飲みに誘う確率がかなり低くなります。
ちょっとした会話の工夫を入れるだけで、誘いの断りという心苦しいことをしなくて済むようになるのです。
また、家族が大変だとか、家族の面倒を見ないといけないなど、家の事情を話しておいて、飲みに行く余裕がないということを伝えておくという手もあります。嘘を言うのはいけませんが、飲みに行くのは無理だなと上司に思わせることで、誘われなくなります。
〇まとめ
上司からの飲みに誘われることが多くて困っている方は
- 上司が飲みに誘う理由を考える
- 上司を嫌な人だと断定しない
- 一人で悩みすぎない
- 誘われないような状況を作る
といったことを試してみてください。角が立たないようにうまくかわしつつ、上司とコミュニケーションを取っていくことが大事ですよ。
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