お喋りな方なのに、同僚とイマイチ仲良くなることが出来ない。その原因は?

会社で自分から同僚に話しかけているのに、なぜかあまり距離が縮まらない。積極的に話しかけているのに、なぜ仲良くなれないのだろう…。貴方にはそんな悩みはありませんか?
心理的な距離を縮めるためのコミュニケーションには、コツがあります意識しながら話すことで、自然と周囲との距離が縮まります。この記事を読んで、コツを押さえたコミュニケーションができるようになりましょう。

Q 自分はお喋りな方だと思うのですが、会社の同僚とイマイチ仲良くなることができません。一体何が原因なのでしょうか?

A コミュニケーションは一方通行では成り立ちません。相手の立場を考えることがコミュニケーションには必要不可欠です。

自分はお喋りで同僚にたくさん話しかけているのになぜか同僚との仲が縮まらない、逆に嫌われているのではないかと思うことさえある…こんな悩みを抱えている方は多いです。

自分から話しかけないタイプの人が人と仲良くなりにくいのは理解できますよね。コミュニケーションを取ろうとしていないのですから。

しかし、人に積極的に話しかけてコミュニケーションを取ろうとしているのにも関わらず、人と仲良くなることができないのは、すぐには原因がわかりません。なぜうまくいかないんだろうと思ってしまいます。

実は、自分から話しかけるのに人と仲良くなることができない人は、コミュニケーションを取っているようでいて、コミュニケーションを取ることができていないんです。自分ばかりが話し、相手が話したいことをきちんと聞くことができていないので、一方通行のやり取りになっているんですね。

そこでここでは、コミュニケーションを取るためのコツをご紹介します。これらのことを意識しながら会話することができるようになれば、自然と周りとの心理的な距離が縮まりますよ。

○相手の話を引き出す

コミュニケーションは、相手との相互のやり取りです。こちらだけ好きなことをしていては成り立ちません。そこで、相手の話を引き出すことを意識しましょう。自分が話すだけではなく、相手にも話させるのがコツです。話し上手は聞き上手と昔から言われるのはそのためです。以下のテクニックを駆使して、相手の話を引き出しましょう。

・相づちを打って相手の話を聞く

自分が話したいことを話し続ける…話している側は気持ちがいいものですが、聞いている側も同じようにいい気分になっているとは限りません。相手も話したいことがあるでしょうし、ずっと人の話を聞いていると疲れてしまうという側面もあります。

そこで、相手に話してもらうためにも、相手が話しやすいような態度を示す必要があります。具体的には適度に相づちを打つことです。相手の話を興味を持って聞いているということをアピールするんですね。適度な相づちは会話のリズムを作るので、相手が話しやすくなうというメリットもあります。

自分は相手の話に興味がある、話を面白いと思っているということが相手に伝わるようにしてください。

・質問を入れる

相手が話しているときに疑問に思ったことがあれば、適度に質問をしてみましょう。相手の話に興味を持っていることのアピールになるだけではなく、話が発展して盛り上がるきっかけになります。相手が何かについて語っているなら、教えて欲しいと素直に言うのもいいでしょう。きっと相手は得意げにそれが何なのか教えてくれます。

ただしあまりにも質問を繰り返してしまうとくどくなり、相手が答えることにうんざりしてしまうので注意が必要です。

質問の仕方にも種類があり、普通に質問する以外に、相手が話していることをまとめたり、言い換えたりして、こういうこと?と確認するように質問するという手があります。特に相手が早口で色々なことを話しているときに有効ですね。お互いの思考の整理に役立ちます。

ただ相手の話を聞くだけだと会話が単調なものになり、それ以上会話が広がらなくなる恐れがあるので、適度に質問を入れて会話にリズムを生むようにしましょう。

○背後を想像して話す

会社で嫌なことがあれば、同僚に愚痴をこぼしたくなることもあるでしょう。また、誰かの批判をしたくなることもあるでしょう。

それ自体は悪いことではないのですが、その話が本人の耳に入る可能性があるということは考えておかなければなりません。気がついたら会社で孤立していたということもあるんです。

休憩室で軽く話していることを他の誰かが聞いて告げ口するということもありますし、話した同僚が他の人に悪気なく雑談として話すということもあります。

マイナスのことを他人に話すときは、その背後も想像して話しましょう。話し相手が他の人に伝える可能性があるということを考慮した上で話すのです。他の人が聞いたらどう思うだろうかということを考えながら話すことで、余計な衝突を避けることができます。

○間を意識して話す

相手との間を意識して話すと会話がうまくいきやすいです。間が悪いと、相手が話したいと思っているのにこちらがどんどん話してしまう、相手が話すネタがなくなったのに相手に話させようとして困らせてしまう、相手が忙しいのに話しかけて不機嫌にさせてしまうといったことが起こってしまいます。

今は自分が話した方がいいかなとか、今相手はこの話をもっとしたいと思っているななどと考えて相手に話しかけるようにしましょう。相手はどう思うだろうか?ということを意識することができるようになれば、相手との仲を一気に深めることができるようになりますよ。

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